子育て世代は投資を始めよう〜何に投資するか①

「口座を開設しました。で、何を買ったらいいのでしょう?」

「個別株、投資信託、上場投資信託って何ですか」

「どこの国がおすすめですか」


無事に口座を開設しても、すぐに疑問が出てきますよね。

答えは、投資目的、投資期間、投資資金など投資する人の考え方や状況によって異なってきます。また投資のスタイルも下記のように様々ありますが、投資を始めるに当たって、まずは株式市場に連動する商品を長期間保持する(バイアンドホールド Buy and hold)のが誰にでも出来る簡単で有効な方法です。慣れてくれば、個別株を取り入れてみたり短期や中期の投資を試すのもありかと思います。





投資スタイルの期間と向いている人の特徴  晴耕雨読 作成


日本に住んでいるので、日本の株式に投資したくなりますが、株式市場は世界中にあります。ざっくり挙げると、日本、アメリカ、ヨーロッパ、新興国などです。この中でおすすめは、先進国の中で唯一人口が増加傾向にあるアメリカです。人口が増えると経済規模が増大して、企業業績が上がり株価が上昇しやすいからです。日本とアメリカの株式市場平均を表す代表的な指標として、日経平均株価とダウ工業株価平均があります。グラフのようにアメリカの株式市場平均を示すダウ工業株価平均の方が右肩上がりに成長していますので、投資先としてアメリカを中心に据える事が最適です。

ダウ工業株30種平均(NYダウ)と日経平均株価の比較

マネックス証券ホームページより転載


投資先をアメリカの株式市場平均と決めました。具体的に購入する商品として、投資信託あるいは上場投資信託があります。

投資信託とは、簡単に言うと下記のように個別株を袋詰めにしたものです。株式市場全体の個別株すべてを個人で購入することは、現実的には出来ないので投資会社が個別株を袋詰めにした投資信託を購入する事になります。100円以上で購入できますので、投資額が少ない方も始めることが出来ます。袋詰めにするコストとして、投資会社に一定の信託手数料を支払うことになります。つみたてNISA、iDeCoでは投資信託を購入することとなります。もちろん一般NISAや特定口座でも購入できます。

投資信託のイメージ  晴耕雨読 作成



一方、上場投資信託(ETF:Exchange Traded Fund)は、個別株と同じように日本の東京証券取引所(東証)やニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場されています。投資信託との違いは、信託手数料が安い事や価格を確認しながらリアルタイムで取引できる事が挙げられます。投資信託よりも単価が高いため、ある程度まとまった資金を持っている方が向いているかもしれません。上場投資信託(ETF)は、一般NISA、特定口座で購入できます。


アメリカの株式市場平均を表す指標として、ダウ工業株価平均、ナスダック、S&P500などがあります。「何に投資するか②」これらの指標に連動する商品について説明します。



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