コアサテライト戦略について


「なんだか投資っておもしろいですね」
「S&P500以外のETFや、個別株もやってみようかな」


S&P500指数やCRSP米国総合指数に連動する投資信託やETFを購入して、しばらくすると株式投資の仕組みやメリット・リスクが理解できるようになって、他の商品にも手を出したくなります。またS&P500指数やCRSP米国総合指数は、あくまで市場平均ですので、非常に効率的ですが退屈に感じる方もおられると思います。


S&P500指数やCRSP米国総合指数以外の指数に連動する商品の候補として、高成長のハイテク企業が中心のナスダック100指数や、高配当を出す老舗企業が中心の高配当指数(S&P500高配当指数など)がインデックス投資として挙げられますし、他には個別株が挙げられます。

個別株(アメリカ)は4000銘柄以上ありますし、投資信託・ETFも細かい視点で行くと、ヘルスケアセクター、エネルギーセクター、資本財セクター、ESG(環境・社会・ガバナンスの略)など選択肢が無数に存在します。

S&P500指数やCRSP米国総合指数は、市場平均ですので値段の動きは比較的なだらかです。一方、それ以外の商品、特に個別株は変動性(Volatility;ボラティリティ)が高いため、市場平均を上回る利益をもたらすこともあれば、市場平均を大幅に下回り、無価値になることもあります。


そこで活用するのが、コアサテライト戦略になります。

コアサテライト戦略  晴耕雨読 作成



コアサテライト戦略とは、資産をコア(中核)とサテライト(衛星)に分ける方法です。
コアには、S&P500指数やCRSP米国総合指数などの比較的安全な商品を据えて、サテライトに投資を楽しむための攻める商品(個別株やテーマ型のETFなど)をあてがいます。

コアとサテライトは8:2くらいの比率にしておくのが、安全だと考えられます。比較的安全な商品を圧倒的に多くした方が、資産全体を危険にさらさなくて済むからです。

自分は「資産運用に関しては安全第一で行きたいよ」という方は、S&P500指数やCRSP米国総合指数などの商品でコア部分を100%にすればいいと思いますし、少し投資を楽しんでみたいと思われる方は、リスクを許容できる範囲でサテライトの比率を上げればいいと思います。


人生、仕事、子育て、趣味に加えて投資においてもバランスが必要なようですね。



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