利上げストップ、利下げが始まりそうなので、米国債券(EDVとTMF)を購入しました。

2023年11月、債券投資を始めました。


中華料理店が夏季限定で「冷麺始めました」的な感じでしょうか。

金利が低下する期間限定(今後1〜2年?)で、米国債券に投資したいと思います。




債券は、国や企業などにお金を貸して、クーポン(利子)を貰いながら償還まで待つローリスク・ローリターンの投資じゃないですか?と思われるかもしれません。また資産運用において、株式とセットで持っておくことで、資産の増減の波を緩やかにする有価証券と考えられています。


ところが、期間によっては、債券が資産増加における心強い相棒になるかもしれません。


以下のグラフは、2014年から2023年におけるTLT(iシェアーズ米国国債20年超ETF)の株価推移を示しています。


TLT(iシェアーズ米国国債20年超ETF) マネックス証券銘柄スカウターより引用
 

このチャートでわかることですが、2020年3月のコロナショックの時にピークをつけて、その後下落傾向にあり、2023年10月はこの10年間で最安値を更新しています。

債券価格は、金利の動きと反対の動きをすることが知られています。コロナショックの時にアメリカ政府は、政策金利を0%にして、企業活動を行いやすくして、景気を回復させました。この時、債券価格は暴騰しています。その後、インフレが進行すると、今度は経済を冷やす必要があり(市場に出回ったお金を回収する必要があり)、利上げを敢行しました。2023年10月現在、政策金利は5%を越えています。その結果、債券価格は暴落しています。5%を超えるのは、あの2008年のリーマンショック以来だそうです。


2024年以降に利下げが行われることが予想されていますので、債券価格の上昇が見込まれます。特に、残存期間の長い債券ほどボラティリティーが高く、上昇が見込まれます。


そこで、今回自分自身の勉強も兼ねて、米国債を買うこととしました。


バンガード・超長期米国債ETF(EDV)


Direxion デイリー20年超米国債ブル3倍ETF(TMF)



生債券より債券ETFの方が、売買が簡単で手数料も少ないようなので、ETFにしています。

選んだETFは上記の二つです。


長期の方がボラティリティー(変動)が高いため、バンガード・超長期米国債ETF(EDV)と、債券価格上昇がほぼ確定に近いと判断しブル型ETFであるDirexionデイリー20年超米国債ブル3倍ETF(TMF)を購入しました。


政策金利の利下げが始まって、米国債10年物の利回りが2%くらいに低下したら売却しようと思っています。金利が落ち着いていた頃のEDV:120 USドル、TMF:20 USドルくらいまで債券価格が上昇すればいいなと淡い期待を抱いています。それまでは、現在の高利回り(EDV、TMF共に4.5%の分配金)をロックした状態で待ちます。


1ー2年後を楽しみにしています。



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