相場の下落が続くと、持ち株の評価益が減少したり、あるいはマイナスに転じますよね。損した気分になり、売却を考えることもあるでしょう。
しかし、売却する前に一度落ち着いて、本当に売るべきかを考えてみます。
下落相場の分類
相場の下落は、下落幅によって以下のように分類されます。
調整相場(Correction):10〜20%未満の下落
下落相場(Bear Market):20%以上の下落
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
調整相場(Correction コレクション)
直近の高値から10%以上20%未満の下落を指します。相場は冷え込んだり、過熱したりを繰り返しますが、調整は過熱した市場が健全で適正な水準に戻る過程です。
調整相場の期間は、数週から数ヶ月と比較的短いです。
過去の例
2022年3月:FRB利上げ開始とウクライナ紛争の影響(S&P500下落率13%、5ヶ月で回復)
2023年7月:FRB利上げ継続とハイテク銘柄の利益確定売りの影響(S&P500下落率10.3%、3ヶ月で回復)
下落相場(Bear marcket ベアマーケット)
直近の高値から20%以上の下落を指します。投資家心理が恐怖に支配され、売りが売りを呼ぶ状態となります。
下落期間は、数ヶ月から数年に及ぶことがあるのが特徴です。
過去の例
2020年 コロナショック:S&P500下落率33.9%、5ヶ月で回復
2008年 リーマンショック:S&P500下落率56.8%、4年5ヶ月で回復
長期投資家が下落相場で意識すべきこと
してはいけないこと
1.恐怖に支配された売却
損失を確定させない限り、実際の損失にはなりません。長期の視点で市場は回復すると考え、冷静な判断をしましょう。
2.資金を一気に投入する
「安くなったから」と全資金を投入すると、さらなる下落で評価損が拡大する可能性があります。資金投入は時間と共に分散し、落ちるナイフを掴まないようにしましょう。
3.レバレッジをかけ過ぎる
S&P500が20%下落して元の株価に戻ると25%の上昇ですが、レバレッジETF(例:SPXL)ではその3倍の値動き(75%上昇)になります。ただし、目論見通りにならないリスクもあるため、多額の資金を投入する場合は注意が必要です。
しておくべきこと
1.現金(キャッシュポジション)の確認
生活防衛費を確保し、キャッシュが少ない場合は追加投資を控えましょう。逆に余剰資金があるなら、安値で買い増しするチャンスとなります。
2.下落要因を見極める
すべてのセクターが落ちているか?
どのセクターが特に影響を受けているか?
世界的な資金流出か、アメリカ市場特有の問題か?
例えば、ハイテク銘柄の下落が顕著なら、セクターローテーションの機会と考えることもできます。
3.買い増しを続ける
ドルコスト平均法を活用し、下落相場でも淡々と買い続けることにより、安値で買うことが出来るので長期リターン向上につながります。
個人的に実践していること
我が家は子育て中で教育費が重荷になりつつあり、新規資金の追加が難しい状況です。そのため、配当金を再投資しています。
配当金で下落セクターや個別株を買い増し
上昇している銘柄には追加投資せず、そのまま保有(売却はしない)
S&P500やNASDAQ100の買い増しも検討
レバレッジ商品については、余剰資金が多く、メンタルが強く、若い投資家(失敗を取り返す時間がある)なら検討しても良いかもしれません。
まとめ
調整相場や下落相場では、不安になりがちですが、長期投資家として淡々と投資を続けることが大切です。
市場は長期的には成長を続けるため、短期の値動きに惑わされず、落ち着いて投資を続けましょう!
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