子育て世代は投資を始めよう〜投資スタイルについて

「株式は、急に下がるから怖いです」

「損したくないので、現金で持っときます」


株式を始めていない方にとっては、株式には損をするイメージがあると思います。確かに、株式には急に上昇したり、あるいは下落することがあるため、株式を投機的に短期間で売買すると確かに損することもあります。子育て世代で、将来的に資産が形成できれば良いと考える場合、短期ではなく長期での投資スタンスがおすすめです。ここでは、「何に投資するか①」で簡単に取り上げていました、投資スタイルについて説明します。


投資スタイル  晴耕雨読 作成


投資スタイルには、短期、中期、長期があります。それぞれ見てみましょう。


1. 短期(デイトレード)
株式市場が開いている時間で、株価の値動き(チャート)を見て、数分から数時間の間に売買を繰り返します。日本株なら平日の日中(9時から15時まで)、アメリカ株なら夜間(日本時間の23時30分から翌6時、夏時間なら22時30分から翌5時)にパソコン画面を注視する必要があります。日中に仕事がある方の場合は、画面を見続けることができない為、投資専業の方向けの投資方法となります。兼業の方は、シフトが休みの日や、休憩時間などに発注する必要があります。アメリカ株の場合は夜中に市場が開いていますので、翌日は寝不足になりますね。



2. 中期(スイングトレード)
数日、数週間から数ヶ月の期間で、売買します。デイトレードとは違って、パソコン画面に張り付いている必要はなく、仕事終わりの夜などに売買の発注をします。アメリカ株の場合は、市場が開く深夜まで待つ必要はありませんので、寝不足を回避できます。スイングトレードに向く銘柄(流動性が高い株式)を選んで、移動平均線やトレンドラインなどの株式の値動きを予測する指標を参考に売買を行います。



3. 長期(バイ・アンド・ホールド)
一旦、株式を購入すると長期間に渡って保有する投資手法です。長期的な株価上昇を期待する投資スタイルであるため、株式の値動きに一喜一憂する必要はありません。むしろ、値段が下がった時は、安価で買い増す機会が到来したことになります。購入後は、値段を気にする必要はありませんし、売買の時間は市場の時間に無関係ですので、忙しくて時間の余裕がない方向けの投資手法です。子育て世代で忙しい場合は、S&P500指数やCRSP米国総合指数に連動した投資信託やETFをバイ・アンド・ホールド(Buy and hold)することが最も効率的だと考えられます。



生ける伝説の投資家、バークシャーハサウェイのCEOウォーレン・バフェットは言っています。

「喜んで10年間株を持ち続ける気持ちがないのなら、たった10分間でも株を持とうなどと考えるべきですらない」

ウォーレン・バフェット  晴耕雨読 妻 作成




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