それに座り心地の良いソファ、お洒落な照明器具などが置いてあり、家でも職場でもない、人が居心地よく時間を過ごせる場所の提供を目指しているそうです。確かに、長い列を並んだかいはありますよね。
しかし正直言って、コーヒーの飲み物としてのお値段は少々お高いです。ドリップコーヒー1杯でおよそ400円します。
我が家では、コーヒー専門店からコーヒー豆を購入しています。自宅にいながらミルで挽きたての美味しいコーヒーを堪能できます。平均的なブレンド豆200gで600円くらいです。もっと安いのもあります。高級なブルーマウンテンですと100gで1200円とかですので、我が家ではこちらは選択肢に入りません。コーヒー豆10gが、コーヒー1杯に該当しますので、200g*600円では20杯楽しめます。つまり、市販の天然水を使ったとしても、1杯あたりの価格はせいぜい40円ほどですね。庶民の憧れ、ブルーマウンテンを使ったとしても1杯130円ほどです。思ったより安いです。
以上を考えますと、スターバックスで出てくるコーヒーは、消費者にとってはかなりの割高と言えます。一方、投資家として見てみるとこんなに美味しい価格設定は通常考えられないです。これまでのスターバックスが築き上げたブランドが価格競争の源泉です。
営業利益率(売上高に対する営業利益の割合)は、2022年第1四半期の決算報告で15%と極めて高いです。日本の飲食店の平均は8.6%(経済産業省調べ)ですので、効率的に利益を生み出しています。
2020年はコロナ禍のため、売上高、EPS(1株あたりの純利益)は低下しましたが、それ以外はこの10年以上安定して上昇しています。
配当金も以下のように順調に増えています。2016年から2022年にかけては2倍以上に配当金が増えています。
2016年 0.8ドル
2017年 1ドル
2018年 1.26ドル
2019年 1.44ドル
2020年 1.64ドル
2021年 1.80ドル
2022年 1.96ドル
2023年 2.12ドル(予想)
我が家では、サテライト部分として2016年からスターバックスに小額投資をしています。当初20株からスタートして、配当金再投資を行って現在28株となっています。平均取得単価は66.73ドルで、2023年1月現在で106ドルですので1株当たり約40ドル(60%)値上がりしています。すなわち、40ドルx28株x132円で約15万円の値上がり益です。
2023年は1株あたりの配当金予想が2.12ドルですので、2.12ドルx28株x132円で7800円ほどの配当金を受け取ることができます(税抜き前)。お店に行って、10杯以上のコーヒーを堪能することが出来ます。
スターバックスのコーヒーは投資家にとっても美味しいですね。
(この記事は、2023年1月8日に追記しています)
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