コアサテライト戦略におけるサテライト部分について

コアサテライト戦略  晴耕雨読 作成



「コアサテライト戦略について」に則って、我が家でもコア部分としてVTI(Vanguard total stock market index;CRSP米国総合指数に連動するETF)、VOOやIVV(S&P500指数に連動するETF)に8割投資しています。


残り2割は、サテライト部分として様々なETFや個別銘柄にチャレンジしています。個別銘柄を選ぶ基準として、「伝説の投資家、ウォーレン・バフェット」に記載しておりました、消費者独占型企業(注)と考えられる企業への長期投資を心がけています。時々はずれを引くこともありますが、投資への授業料と思って続けています。



(注)消費者独占型企業:取り扱う製品のブランド価値が高く、市場を強く支配している企業。価格競争に巻き込まれないため、収益性を高く保つことが出来る。反対に他社製品と価格以外で差別化が出来ない企業はコモディティ企業と呼ぶ。





残念ながら、これまでに我が家ではずれになった(=評価額が30%以上低下)銘柄の特徴として、新規上場したての企業(IPO銘柄)や流行のハイテク企業があります。


IPO企業は、前評判が良くて、事業内容がキラキラしているためについ投資したくなります。しかし、上場前に投資していた投資者(ベンチャーキャピタルや銀行、経営者)が上場後に資金を回収するため、上場後に売り抜けますので上場したての企業に飛びついてしまうと火傷を負ってしまいます。個人的な経験ですが、長期投資家としてはIPO銘柄にすぐ飛びつくのではなく、2-3年して好決算が連続してから購入を検討しても遅くはないのではないかと思います。


次に流行のハイテク企業ですが、流行に乗っているだけあって、調子がいい時はぐんぐんと売り上げも株価も上がっていきます。株価が上昇すると、投資家は乗り遅れまいとさらに買いが入るため本来のバリュエーション(妥当な価格)をはるかに超えた価格で取引がなされます。つい、自分も乗り遅れまいと購入してしまいます。あるとき、急に決算が不調であったり、相場全体の低迷があると急激に下がります。一旦、下がり出すと投資家は損失を回避するため、さらに売りに出されます。気が付けば、損失の塩漬けが出来上がります。流行のハイテク企業に手を出せるのは、ある程度時間にゆとりのある投資家の方が向いています。


以上から自分の投資スタイルを確認して、投資先を選ぶべきだと思います。我が家では、それほど多くの時間を投資に割くことが出来ないため、大型で安定した実績のある企業を選んでいます。


サテライト部分で投資している個別銘柄として、ビザ(V)スターバックス(SBUX)、バークシャーハサウェイ(BRK.B)、JPモルガン・チェース(JPM)台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSM)、アップル(AAPL)、アボット・ラボラトリーズ(ABT)ペプシコ(PEP)AT&T(T)などがあります。また、ETFに関してもコアにVTIやVOOを据えていますが、高配当ETFであるVYM、SPYD、HDVにもサテライト部分として投資しています。

順次、個別銘柄や高配当ETFの概要、配当金・分配金の経過など記していきたいと思います。


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