「ジュニアNISAを活用してますか?」で記していましたが、ジュニアNISAでは年間80万円の非課税投資が可能です。
2023年末でジュニアNISA制度が終了となりますので、今年を含めて160万円まで非課税枠での投資が可能です。18歳まで非課税で運用されますし、2024年からは引き出すことも可能です。中学生や高校生時点でも、お金が必要になったら使えますので、非常にお得な制度です。
開設口座数を見てみますと、日本全体においてジュニアNISAは72万口座であり、成人の一般NISA 1248万口座・つみたてNISA 518万口座に比べると少ないです(2021年12月末、金融庁調べ)。
18歳未満の人口は、1800万人程ですので、25人中1人がジュニアNISAを利用している計算になりますね。1億人いる18歳以上では、5から6人に1人がNISAを利用していると考えられ、未成年者のNISA利用率は低いです。
ジュニアNISAの利用方法は、決して難しくありません。子供名義の証券口座を開設し、入金します。成人の口座と同様に投資信託か株式を買うだけです。外国株を購入出来ない証券会社もありますが、投資信託あるいは東証に上場しているETF(上場投資信託)を購入することで、アメリカ株式に投資ができます。
購入候補として、S&P500指数やCRSP米国総合指数に連動する投資信託かETFになるかと思います。
我が家でも、効率的に教育費を捻出するため、2020年からジュニアNISAを活用しています。
東証にはS&P500指数に連動するETFがいくつか存在します。我が家では、Black Rock社のiSharesシリーズである1655を購入することにしました。
1655について説明します。ブラック・ロック・ジャパンが、アメリカの市場で扱われているIVV(Black Rock社のETF、iShares S&P500)を東証に上場して販売しています。IVV自体の保有資産が大きいこと、経費率は0.08%と低いこと(2022年6月以降;0.165%)、年2回の分配金0.67%(2022年4月現在)がもらえること、最低購入費用が4千円程度と低いことが特徴です。
分配金については意見の分かれるところですね。投資信託では、ファンド内で自動再投資されているので、ETFよりも優れていると意見されている方もおられます。ただ、ジュニアNISAは非課税なので、分配金が払い出されても損はしないかなと思いました。むしろ、ETFを買い増したり、学費に使ったりと選択肢が増えることがメリットとして挙げられます。
分配金の履歴(10株あたり)は、以下の通りです。本家IVV(1.33%)よりも利回りは低いですし、ここ数年で減ってきているのは、やや気になるところです。
2018年 25円
2019年 35円
2020年 31円
2021年 28円
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