株式投資の基本は、インデックスの長期保有(バイ・アンド・ホールド)ですが、ある程度慣れてくると、個別銘柄やレバレッジ商品のスイングトレードをやってみたくなりますよね。
バイ・アンド・ホールドは、買ったら最後まで持ち続けるスタイルです。一方、スイングトレードは、市場の上下に合わせて、安く買って、短期間で高くなった時に売るスタイルですね。
しかし、市場の動きを読むことは、機関投資家のプロでも非常に難しいので、スイングトレードでは資産がマイナスになる可能性があり、失っても生活に支障が出ない余裕資金で行うべきです。
コア・サテライト戦略に則って、我が家ではコアにVTI(Vanguard total stock marcket index)をあてがっています。サテライトとして、いくつかスイングトレードをやってみましたので、成功例と失敗例を紹介してみます。
成功例
1. JPM(JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー)
言わずと知れた米国最大の銀行です。
2020年3月のコロナショック時の暴落に乗じて、108 USドルの割安価格で購入しました。その後、2023年のシリコンバレー銀行ショックの際に、銀行株が軒並み下落した時も売らずに保持していました。株価上昇が続き、2024年8月に221 USドルで持ち株の半数を売却しました。ドルベースで2倍になりましたが、円安の影響もあり、円ベースでは3倍です!まだ半分残していますので、今後の上昇が楽しみです。
2. PLTR(パランティア・テクノロジーズ)
データマイニングを行い、顧客組織の効率性を高める分析ソフトウエアの会社です。
あのペイパルマフィアが作った会社ということで、2020年のIPO時に31USドルで購入しました。当初、ロックアップ期間がすぎてから、大幅下落(7 USドル)に見舞われましたが、2024年にAIブームが到来したことやS&P500に採用されたことなどで大幅に上昇しました。株価収益率(PER)が500倍ほどになり、個人的に割高すぎると判断し、2024年11月に63 USドル、12月に81 USドルで全て売却しました。2025年2月には、100 USドルに上昇したため、もう少し保持していても良かったかなと思いました。
3. SOXL(Direxion Daily Semiconductor Bull 3X Shares)
フィラデルフィア半導体指数の3倍値動きするETFです。ちょっとしたイベントで激しく値が動きます。AIブームで、2024年はエヌビディア(NVDA)など半導体株の値上がりが著しかったです。2024年11月に平均28 USドルで取得しました。その後も、上下が激しく、毎日株価チェックをしないといけない状態となり、やや寝不足気味でした。夜間もふと目が覚めたときに、スマホで株価チェックしてしまいました。結果、早く手放した方が安眠できると判断し、2025年1月に35 USドルで売却しています。寝不足に見合わない、25%の上昇のみでした。一応、プラスで着地したので、成功例としましたが、反省すべき投資でした。
失敗例
1. PYPL(ペイパル・ホールディングス)
電子決済、送金で有名な会社です。
2020年3月、コロナショック時に有名なペイパルマフィア自体を買ってみました。1株188 USドルで購入し、2021年7月には308 USドルまで上昇していました。今思えば、コロナショック後の現金バラマキ政策と利下げの影響だったんだと思います(市場に現金が余っていた)。その後利上げに転じると急落し、2023年11月に59 USドルで損切りしました。70%マイナスでした・・。ある程度、株価が上がれば、個別株は利確することが大切であることを学びました。
2. TMF(Direxion Daily 20+ Year Treasury Bull 3X Shares)
償還までの期間が20年以上残存する米国債券の3倍値動きするETFです。
債券は、発行体にお金を一定期間貸して、利子をもらって、償還期間がくるとそっくり返してもらう金融商品です。利上げが行われると価格が低下して、利回りが上昇し、一方利下げが行われると、価格が上昇して、利回りが低下する性質があります。償還までの期間が長いと値動きが大きくなり、さらに3倍レバレッジをかけている難易度+++のETFです。
2023年末は、いよいよ利上げが終了し、利下げ局面を迎えようとしていました。米国債券は、今世紀最大の投資局面であると宣伝されていましたし、書店では米国債券関係の書物が多く並んでいました。債券の仕組みを勉強すればするほど、買い場であるような気がして、購入に至りました。平均取得単価57 USドルでした。その後、雇用統計や消費者物価指数の結果から、思ったよりインフレ が改善していないことが判明し、どんどん利下げするような状況には至らず、レバレッジ商品特有の逓減・減価もあり2025年2月現在42 USドルで26%マイナスです。価格が上がるのを期待していますが、完全に塩漬け状態です。救いは、高配当(4.3%)であり、価格が上がるまでの間、配当金を回収しておきます。
以上、個人的な経験でしたが、如何でしたでしょうか?
今回の経験から、昔からの投資格言が身に染みました。
「お頭と尻尾はくれてやれ」
スイングトレードでは、欲張りすぎないことが大切で、早めに手放すのもありですね。
待てる期間、利確・損切りラインをあらかじめ決めておくのが、いいかも知れません。
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