S&P500指数は、アメリカの株式市場の上位500社で、CRSP米国総合指数は、アメリカの株式市場の全体に連動する指数です。これらに投資することで、先進国の中で唯一人口が増加して経済成長が続くアメリカに投資することができます。
しかし、ここで疑問が生じます。
果たして、投資先はアメリカだけでいいのかと。20−30年先までならアメリカの優位性が保たれますが、もっと長い期間を見ると他の国も投資しておいた方がいいように思われます。
そこで今回は、世界上場株式8000社に投資するVanguard社のVT(Vanguard Total World Stock ETF)を紹介します。
Vanguard社 晴耕雨読 妻作成 |
よくある説明として、
VT(Vanguard Total World Stock ETF)は、FTSE Global All Cap Indexという指数に連動する。先進国から新興国を含む約8000社の銘柄を投資対象として世界株式の98%をカバーしている。Vanguard社のETF。信託報酬0.07%。分配金利回り2.2%。
VTを構成する株式の国別割合2023年1月 Vanguard社ホームページから作図 |
銘柄名/構成割合(2023年1月現在)
アップル(AAPL) 3.35%
マイクロソフト(MSFT) 2.82%
アルファベット(GOOGL) 1.71%
アマゾン(AMZN)1.27%
ユナイテッド・ヘルス(UNH)0.76%
テスラ(TSLA) 0.73%
バークシャー・ハサウェイ(BRK.B) 0.9%
ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)0.69%
エクソン・モービル(XOM)0.69%
分配金利回りは2.2%とVTIと比べるとやや高いですが、高配当ETF(VYM、HDV、SPYD)ほどは高くないです。コロナショックのあった2020年は、減配しているものの長期的に見ると世界経済の成長を反映し増配傾向です。
VTの分配金履歴
2013年 1.222 USドル
2014年 1.464 USドル
2015年 1.413 USドル
2016年 1.456 USドル
2017年 1.565 USドル
2018年 1.659 USドル
2019年 1.878 USドル
2020年 1.536 USドル
2021年 1.955 USドル
2022年 1.9 USドル
VT分配金履歴 マネックス証券ホームページデータから作図 |
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